「もっとズボラに、ごきげんに」2026年のコーヒーの話。
2025年も、お世話になりました。
あっという間の大晦日。
関わってくれる皆さま、コーヒーを飲んでくれる皆さまのおかげで
今年もお店を守り抜くことができ、ひとまずの安堵を覚えます。
お店を続けさせてくださる方々、ありがとうございます。
さて来年から、新しい取り組みを始めます。 キーワードは、「ズボラにととのう」。

コスパの「パ」の話
コーヒーはもはや贅沢品…?
今年も引き続き、コーヒー豆の値段が上がっていますね。
相場(コスト)そのものを僕ひとりの力で下げることはできませんが、
その代わりに、できることがひとつあります。
それは、同じ一杯でも「満足度」を上げること。
つまり、コスパの「パ(パフォーマンス)」の部分を、大きくすることです。
これは美味しいコーヒー豆を届けます、という意味だけではありません。

「安い」がコスパのすべてじゃない
最近は「コスパ=安いこと」みたいに扱われがちですが、
“かけたコストに対して、どれだけ良い時間が返ってくるか”
これがコスパの本来の意味だったはず。
コーヒーは今、もう日用品というより「ちょっとした贅沢」に近づいてきました。
インスタントコーヒーやドリップバッグで700円台は当たり前。
グラムあたりの価格で考えると、僕らが作っているコーヒー豆・粉とあまり差がなくなってきています。
だからこそ、せっかくお金をかけるなら、「パ」を手軽に高めるお手伝いをさせてもらえませんか。
大丈夫、ズボラなままでいいんです。

「ズボラにととのう」 2026
コーヒーのドリップ、いつの間にか負担になっていませんか?
「本格的にやってみよう」と道具を揃えたけれど、
結局メンドウで使わなくなってしまった

動画で見た通りの丁寧なドリップに挑戦したけれど、上手く行かず三日坊主で終わってしまった。

そんな経験、ありませんか?
あなたを癒やすはずのコーヒーの時間を「義務」に変えてしまう、本末転倒の元。
思い切ってやめちゃいましょう!
「これでいいんだ」と肩の力が抜けて、 さらにちょっと満足できる。
そんな“パを上げるズボラなヒント”を、来年からブログのシリーズとしてまとめていきます。
たとえば、はかりは捨てて、お気に入りのスプーンで豆をすくいましょう。
重力で勝手に美味しく淹れてくれるドリッパーに委ねましょう。
なんて、小さな楽しむコツが満載です。

究極にズボラな僕だからこそ、教えられます
1グラム単位、1℃単位ではかるのはお店だけでいいんです。
お気に入りのスプーンでザッと豆をすくい、キッチン仕事の合間にお湯を注ぐ。
大丈夫、全然良いです!自分や大切な人のご機嫌を取るには、十分すぎるくらいです。
僕も家では余った豆を適当にブレンドし、湯温もはからず淹れて
「ちょっと濃かったな、まあでも悪くないか」とブレを楽しんでいます。

少しお湯を足すとか、ちょっぴり砂糖を入れるとか…
そんな、失敗をなかったことにする禁断テクなども余すこと無く紹介していきます。
ズボラなままで、 むしろズボラだからこそ、毎日をととのえることができます。
“ズボラにととのう” がんばらない、ごきげんコーヒー
を、2026年のキーワードで、共にコーヒーライフを過ごせたら嬉しいです!

また、「これだけあれば大丈夫!」な道具を揃えた「ズボラにととのうセット」もご用意いたします。
最初のうちはミルがなくても大丈夫ですよ。
さいごに
「市販のドリップバッグで済ませているけど、なんだか整いきらない」
「雑に淹れて、膨らまずなんか損した気分になる」
そんなときは、ぜひ「ズボラにととのう」の記事カテゴリを覗きにきてみてください。
コーヒーの時間は、もっと自由で、もっと「ごきげん」なものでいいはずです。
一緒に、できるところから整えていきましょう。
2026年、もっと肩の力を抜いてごきげんコーヒーを楽しめますように。そんな予告編でした。
改めまして、2025年も本当にありがとうございました。 どうぞ、良いお年をお迎えください。
