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Comandante, Timemore S3 , KINU M47 コーヒー粉の断面をマクロで比べて分かったこと

長らくコーヒー業界の定説になっている

「粒が揃っているほど、高性能なミル」

これは本当なのでしょうか?

長年の疑問に終止符を打つべく、10種類のグラインダーで挽いた粉をマクロレンズで撮影しました。

マクロでコーヒー粉の断面を覗くと、衝撃の事実が…

均一性・微粉の少なさの両項目でトップのグラインダーが、実は一番淹れにくくチャネリングもしやすかったのです。

粒度の数字だけを見ていては、絶対に気づけなかったことです。

Timemore S3, Comandante C40, KINU M47をピックアップ

今回は10種のミルからタイムモアS3とコマンダンテC40、KINU M47を取り上げてみます。

※粒度分布や粉の形状が異なる以上、「全く同じ粒度」という概念自体が成立しません。

ここではシティロースト13gの粉を88℃、2分で落として一番美味しくなる粒度での比較です。

実際使用するシーンに重きを置いた検証となっています。

使用機材はLUMIX S5にCONTAX Makro-Planar 2.8/100を着け、約9600万画素相当のハイレゾモードからのRAW現像&トリミングでお届けします。

タイムモアS3

微粉・粒度傾向

微粉の少なさ、粒度の均一性は今回の3台の中でも抜群です。ピークが狭く、それ以外の帯域の粉もトップクラスに少ない結果でした。

断面の特徴

ケチをつけるとすれば、Spike to cutのSpike跡が見られる荒れた断面がちらほら見られます。粒度設定を細かくすると気にならなくなるか?

  • タイムモアの中級機。Cシリーズから確実に1つ上のステージにいます。 そろそろ買い替えようかしら… なんて方も是非。 数千円〜1万円台のグラインダーとは別次元のコーヒーワールドへお招きします。 【ざっくり解説】 ①挽目の調整がラク! ②新設計の刃による風味が素晴らしい! ③ハンドルの作り込みはさすが ④まあまあ重量級(800g) 【S3の特徴】 90段階のレンズリング式ダイヤルを外側に設計 従来のグラインダーの様にコンテナを開けなくても、調節できる様になりました。 メモリがあるのでクリッ…

    Timemore S3 ブラック〈正規ルート・1年保証〉

淹れてみての印象

クリアで重さをまるで感じない透明感はトップクラスです。10種の中では最もクリーンな印象のカップ。

しかし落とし穴が。微粉が少なく均一すぎるため、湯抜けが速くチャネリングしやすいです。(これはTimemore C2やC3も同様でした)

蒸らしにたっぷりお湯を使う必要が出てくるので、深煎りを高濃度でじっくり落とすのには向かなくなります。

また、お湯がまっすぐ下に抜けてしまう感覚があり、円錐ドリッパーとの相性の悪さもを感じないこともないです。

フラットボトム(Origami+ウェーブフィルターなど)との組み合わせをオススメしたいところ。

コマンダンテ C40 Mk4

断面の特徴

断面は綺麗で、細かい粉が周りに局所的に固まって存在しているのが特徴的か。

一つの粉に対して一つの面が見える、そんな印象もあります。

さすがのニトロブレード、カット面は綺麗ですね。

微粉・粒度傾向

僅差とも言えるかもしれませんが、この中では一番微粉が多く見えます

ピーク粒度と、そこからやや細かめ方向の粉がやや多めに出ている印象です。

また、ピークから外れた粗めの粉もそこそこか?

淹れてみての印象

ピーク粒度〜粗めの粉で酸のキラキラ感を出し、細かめの粉とその周りの微粉がふわふわのテクスチャを作っている印象でしょうか。

コンタクトタイムがほどほど稼げる(=湯抜けが速すぎない)ので、余韻もしっかり楽しめます。

こういったところのバランス感が長年指示されているんだろうと、しみじみ感じますね。

一点、お湯を注いだ時に微粉が浮き、泡の表面に張り付くのが目立たないこともないような。

深煎りでの使用でも美味しいですが、豆によってはテクスチャがくどくなるかもしれません。

KINU M47 (ポアオーバー用替刃)

断面の特徴

球体にやや近い多面体という表現が正しいか、一つの粉に対していくつかの面が見えます。

この形状ゆえに、粉同士が石垣のようにガッチリと組み合っているような印象。これが分かっただけでも今回の検証には意味がありました。

微粉・粒度傾向

微粉はS3と同等か若干多い程度でトップクラスの少なさ。

ピーク粒度が一点に集中せず帯のように幅を持ち、ピーク以外の帯域の粉は少なく抑えられているように見えます。

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    KINU コーヒーグラインダー M47 Rebel

淹れてみての印象

粒同士が石垣のように噛み合っているため、抽出中のコーヒーベッド(粉床)に安定感があります。

普段の使用からその実感がありましたが、今回マクロで撮ってみて謎が解けた気持ちになりました。

少ない蒸らし湯でも真下に落ちること無く全体にしっかりお湯が行き渡り、チャネリングとは無縁です。

蒸らし湯量を少なめにできるので、特に深煎りのコクを作るうえで大きなメリットになります。

微粉ではなく粒度のグラデーションで作るクリーンなコクは、非常に官能的。

3台を比べてわかったこと

均一性
S3>KINU>Comandante

微粉の少なさ
S3≧KINU>Comandante

浅煎り適性
S3=KINU=Comandante (好み)

深煎り適性
KINU≧Comandante>S3(好み)

おまけ(HARIOセラミックスリム、みるっこ)

セラミックスリム

軸が傾くと片側では極粗の粉、反対側では微粉が共に大量発生するのがよく分かります。

みるっこ

美しき球体!微粉が多い!微粉除去したら化けます。

KINUをお買い上げの方には豆100gプレゼント中

当店で取り扱う器具は、皆さまに安心・納得の上お買い上げいただけるよう、店主が使い倒した結果オススメできるアイテムばかりです。

特に当店イチオシのKINUシリーズご購入の方には、試し挽き用と称してコーヒー豆100gをプレゼントしております。

正規ルートでの販売となりますので、5年保証付きです。

挽き目相談やアフターフォローも承っておりますので、是非ご利用ください。

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    KINU M47 ポアオーバー用 ドリップ用 交換刃 ゴールドPVDコーティング
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    KINU コーヒーグラインダー M47 Classic

この記事の著者

炭田 航希

2020年、30歳の時に東京から愛媛県・佐礼谷に移住。愛ヤギのティピカと大自然の中で生活する中で「完璧に固執する生物は人間くらいしかいない」と気付く。
「1グラム、1℃単位で測らなくてもいいじゃない」と、ズボラにととのうコーヒーライフを提唱中。ライカ、ローライなどドイツのクラシックカメラが大好物。

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