2つの手挽きミルが教えてくれる、「わたしとコーヒー」の距離感
以前ご紹介した最高峰のハンドミル “KINU” 、多くの方が反応を示してくださいましたが、
「手挽きミルに5万円か〜…」たしかに思い切りが必要な価格。
ではもっと手に届きやすい “TIMEMORE C2S” なんていかがでしょうか?
KINUの5分の1のお値段、世界でもっとも売れている高級ハンドミルの一つです。
KINU M47と共に3ヶ月ほど使いながら比較した中長期レビューも兼ねて、ご覧ください。
KINUだけじゃダメなの?
ミルって、いいやつひとつあればよくない?

そう思うよね。俺もKINUがあれば何もいらないと思ってたよw


ふだん僕がメイン使っているのは工業王国ドイツが生んだKINU。プライベートでみるっこを使う機会は激減しました。
風味が素晴らしいのもありますが、挽く感触が心地良すぎるのです。挽くのが面倒くさいどころかいつまででも挽いていたくなります。
金属の加工精度、指に吸いつく表面の仕上げ、ハンドルを回したときの「一切の遊びがない塊」としての信頼感。工芸品と呼んでいいと思っています。
手に取りやすい馴染み感

TIMEMORE C2Sをその隣に置くと、細部の仕上がりに差があるのは正直なところ確かです。でも、しばらく使ってみて気づいたのは——このミルはKINUと張り合っているわけじゃない。まったく別の役割を持っています。
キッチンの一角に置かれたTIMEMOREからは「いつでも好きな時に使ってね」なんて親しみやすさを感じます。
それに、与えられた仕事はバッチリこなす頼もしさも。実際、味わいにもKINUにはない良さをバッチリリ兼ね揃えてます。
- 11,990円 [税込]
高級ハンドミルの世界へ。最も手に取りやすい、最初の一台。 いわゆる高級ハンドミルと呼ばれるカテゴリーの中で、最も手に取りやすい一台です。 その挽き心地と味わいは、従来の安価なミルとは一線を画します。 一方で小型軽量なボディは、キッチンのスペースも邪魔せず、気軽に扱えるのも嬉しいポイントです。 タイムモアのラインナップの中でも、特にコストパフォーマンスに優れたこのモデルについて、店主なりの視点で特徴をまとめました。 ※当店にて実機を用意していますので、お試しご希望の方は…
ミルでそんな味変わる?マニアにしか分からんやろ?

お店でも挽き比べ体験やってるけど、誰が飲んでも分かるレベルで全く傾向から違うんよ。


TIMEMORE vs KINU、味わい比較
TIMEMOREの風味特徴(ポジ)
タイムモアは、なんといっても明るくクリアで雑味を出しません。(もちろん豆に雑味がないのが前提)
豆のフレーバーを分かりやすく横一列に並べてくれる感覚で、1万円少々でこれだけ真面目に仕事をしてくれるのは、素直にすごいと思います。
従来の数千円クラスのミルとは全く別世界といっていいレベルで、当店まいにちシリーズの「さわやか」「まろやか」はとても気持ちの良いカップになるでしょう。
話は逸れますが、挽き比べたお客様が3000円のポピュラーなミルで挽いたのを飲んで「水の美味しさを感じるコーヒー」と仰ったのには、その上品な表現にグッとくるものがありました。

タイムモアに話を戻すと、明るく華やかでサラッといける飲み口には、シティな上澄み感があります。
個性の強いシングルオリジンなどで「ピーチがいる!プルーンもいる!」みたいなのも分かりやすいです。表現やテースティングの勉強をしたい方にも是非。
- 11,990円 [税込]
高級ハンドミルの世界へ。最も手に取りやすい、最初の一台。 いわゆる高級ハンドミルと呼ばれるカテゴリーの中で、最も手に取りやすい一台です。 その挽き心地と味わいは、従来の安価なミルとは一線を画します。 一方で小型軽量なボディは、キッチンのスペースも邪魔せず、気軽に扱えるのも嬉しいポイントです。 タイムモアのラインナップの中でも、特にコストパフォーマンスに優れたこのモデルについて、店主なりの視点で特徴をまとめました。 ※当店にて実機を用意していますので、お試しご希望の方は…
TIMEMOREの風味特徴(ネガ)
浅煎りも深煎りもサラッと飲める反面、深みや奥行きの表現は少し苦手です。
粉の粒度が揃いすぎるせいでしょうね。
しかし!その欠点は、ネルフィルターが克服してくれます。
タイムモアの華やかさに、ネルが深みと奥行きを与えてくれるのです。
この組み合わせによって、僕の中のタイムモアの評価は急上昇しました。
KINUの風味特徴(ポジ)

KINUはよく「3次元的」と言われ、味が横にも奥にも広がっていく体験は、やっぱり別格です。
色んな粗さの粉が良いカンジの配分で分布しているのが大きな要因かと。
口に含んで喉の奥までゆっくり液体を運ぶと、フレーバーの高波が押し寄せて、飲み込んだときにザパーンとしぶきをあげるようです。
この体験だけでも5万円以上の価値はあると言い切ります。
音楽でいえばヴィンテージギターのように倍音成分が豊富で、フレーバーどうこうを超えて情緒に訴えかけるものがあります。
- 57,200円 [税込]
世界最高峰クラスのコーヒーグラインダー『KINU』日本上陸! 店主愛用のKINU、ファーストインプレッション記事はコチラ Rebelはボディに滑り止めのパターンがデザインされ、握りやすくなりました。 その他はSimplicityと同等と考えていただいてよろしいかと思います。 世界中のコーヒーラバー達から、最高品質のコーヒーグラインダーと長年注目を集める『KINU(キヌ)』 ドイツのメーカーから“正規ルート”で仕入れております。『KINUグラインダー』の特徴 ボディ構造と挽目調整の点において、非常に高いレ…
KINUの風味特徴(ネガ)
敢えてネガを絞り出すなら、タイムモアより重心が低く、どっしりしすぎているとも言えるかもしれません。
しかし、KINUも替刃を用いると、明るくクリアで華やかなカップに変身してしまいます。
◎世界最高峰クラスのコーヒーグラインダー『KINU』日本上陸! 世界中のコーヒーラバー達から、最高品質のコーヒーグラインダーと長年注目を集める『KINU(キヌ)』 ついにドイツのメーカーから直輸入“正規ルート”により、この日本にも上陸しました。 通常刃でもあらゆる抽出方法に適した挽き目に対応しておりますが、こちらのプアオーバー用交換バーにすることで微粉を減らし、ドリップコーヒーにより適したグラインドを可能にします。 硬化炭素鋼でゴールドフュージョンPVDコーティングが施されているため…
じゃあKINUだけでよくない?

毎日それだと、ちょっと疲れるかもw

贅沢な悩みだね〜。

TIMEMOREをズボラに120%活かす方法
ORIGAMIドリッパーと相性バッチリ

最近は、タイムモアで挽いた豆は浅煎りでも深煎りでもORIGAMIドリッパーで淹れています。フレーバーを際立たせる設計思想とも相性バッチリなんです。
タイムモアがしっかり引き出したフレーバーを、ORIGAMIがきれいに整えてくれる。このペアリングが、今の「まいにち」にちょうどいい。
挽き目とレシピの共有がスムーズに
湯温や粉量などと違い挽き目は数値化できず、お悩みの方も多いと思います。
ですが当店で扱うミルをご使用の場合、「どれくらいの粗さに挽けばいいの?」というご質問に
「C2Sなら21クリック」「KINUなら3回転と3.8」というようにお答えできます。
ドリップの悩みをガッツリ減らし、より安心してズボラなコーヒーライフをお送りください。
TIMEMOREとKINU、比較まとめ
要するに、気分で使い分けるってこと?

そう。「まいにち」の距離感、これくらいがちょうどいいんよ。

どちらが正解、ではなくて。今の自分の暮らしに何が合っているか、それだけです。
TIMEMORE C2SとORIGAMIは、気持ちよく過ごすための道具。KINUは、触って飲んで官能体験を得る道具。
- 11,990円 [税込]
高級ハンドミルの世界へ。最も手に取りやすい、最初の一台。 いわゆる高級ハンドミルと呼ばれるカテゴリーの中で、最も手に取りやすい一台です。 その挽き心地と味わいは、従来の安価なミルとは一線を画します。 一方で小型軽量なボディは、キッチンのスペースも邪魔せず、気軽に扱えるのも嬉しいポイントです。 タイムモアのラインナップの中でも、特にコストパフォーマンスに優れたこのモデルについて、店主なりの視点で特徴をまとめました。 ※当店にて実機を用意していますので、お試しご希望の方は…
ちなみにORIGAMIドリッパー、次の記事でちゃんと紹介します。お楽しみに。



